「技術」はそれを持っている人が、
このようにやったら誰でもこういう答えが出るという普遍的な再現性を持ち、
しかも科学的に確立されたレベルにあるものと言えます。
「技術」は、科学的に確立されているので、進化させることができます。
つまり、ある人が持っていた「技術」の上に更に新しい観点を加え、
その「技術」を進化させられます。また、「技術」は移転もさせやすい。
ところが「技」はそれを持っている人だけが使いきれるものであり、
このようにやったらこういう答えがでるという個人的再現性は持っていますが、
科学的な解明はされていないスキルです。
「技術」は文書化できるので伝承できる。
「技」は文書化できにくい(されていない)ので伝承は難しい。
伝承するために膨大な時間を割くより、
「技」を活用することを考えた方が経営としてのメリット大である。
「技術」は誰でも学べばわかるという「標準化」や「マニュアル化」されていますが、
「技」はその人しかやり方がわからないという「属人性」を持っています。
つまり、「技術」は、本来はそれを持っている人が他の人に指導ができ、
その結果として移転することができるものである。
「技」は人と一体化しているので伝承が極めて困難なものである。
ここでお気づきかと思いますが、「技術」は移転=コピーできるので常に新しい技術を求める競争が避けられない。
「技」は移転=コピーできないので、それを受け継いで伝えるには
一定期間の「師匠と弟子」の関係が必要です。
伝えられれば会社にとって競争にさらされにくい貴重な秘密財産になります。
この役割を「技神顧問」が担います。
「技術」はコンサルティングによって指導できます。
「技」は、それ自体を取り出してコンサルティングでの指導はできません。
現場でその都度でてくる課題に対して、
その場で、ご本人が気づいていない「技」を出して解決していきます。
「技」の特異性について
「技」についてわかりやすくご説明します。
柔道を例えにしますと、柔道の決技(きまりわざ)には、投技68本、固技32本があるようです。
皆さんが柔道の師範について習われるとき、例えば、
投技68本の中の手技16本(これはいわゆる決まった時にカッコイイ投げ技ですが)の中で
「一本背負投」を教えてもらったとします。ところが何回やってもできない・・・。
自分には無理だと悟ります。その時、師範は、「君には背負投が向いている。」と言って、
背負投を教えてくださいました。やってみると、背負投は初回からそこそこできました。
このように、「技」は人によって向いているものとそうでないものがあります。
「技」は実際に体験しないと身につきません。
手順書、マニュアルなどの文章だけでは伝えられません。
自分に向いていない「技」にいくら取り組んでも上手くなりません。
もっとも、できるまでやり続けたい方もいらっしゃるでしょうが、それは趣味の世界での話であり、「いつまでに結果を出すことが要求されるビジネスの世界」では迷惑な話です。
師範にあたる「技神顧問」から、自分に向いている「技」を吸収し、
ビジネスに即、役立てて頂きます。
また、自分には向いていないが別の方なら向いていそうな「技」は、その方に吸収して頂きます。
「技神顧問」の全ての技を1人の方だけにお伝えするのではなく、
いろいろな方にお伝えすることにより、会社全体のレベルアップにつなげます。